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2014年8月

2014年8月30日 (土)

リーダー論

成功体験よ、さようなら

成功体験はずっと酔いしれていたいものであるが、そうもいかない。成功は将来の縛りとなるのである。それはなぜか?成功=驕り?否、成功すると、その経験を金科玉条にしてしまい、いつまでもその方程式で考えてしまう。時代が激変しても、変わることができなくなるのである。「あのときは」や「いつかは」などの過去への回帰と希望的観測が出てきたら要注意である。これは成功が重石になっている証左である。

真に強い動物は体力的に強い動物ではなく、「順応できる動物」である。そのような意味で人間はまだ最強ではない。DNAの二重らせん構造を発見したワトソン教授によると、最も順応性が高い最強の生き物は「バクテリア」だそうだ。

どのような環境でも順応できる力を経営者も養っておくことが重要。

日本は特に失敗を認めない国。このマインドをどう変えるかが強い企業、国を創るキーポイントになるであろう。

9.座標軸

座標軸は的確な判断や、人生の中で絶対不可欠なものであるが未来永劫不変ではない。むしろ時代によって変化し、それに自らが合わせていく努力こそが大切である。

とはいえ、不易流行という言葉がある。いつの世にも変化してはいけない軸がある。それらは、

   フェアーさ

   透明性

   機会の平等

であると考える。

昨今の日本は企業も国家も座標軸がない。この理由は明快である。例えばアメリカは政治、経済、軍事のどれを取っても世界最強であり、超大国の資質があるが、日本は分不相応に成長したおかげで「拝金主義」が首をもたげた。拝金主義からは、美徳やビジョンは生まれず座標軸がなくなってしまうのである。

極めて示唆的な言葉を1つ。

塩野七生「文明の長所はあるときから短所へと変わる」

日本の成長を支えた、輸出、護送船団、社会主義的集団性(ムラ社会)年功序列などの政策や制度が疲労している。これが足かせとなり、変化に遅れる現実が今、ある。

アメリカもしかりで、自由化、競争、自然淘汰、オープンさなどの価値が過剰となることで短所となり、サブプライム危機やバブル崩壊を引き起こし経済の機能不全を起こしていることは興味深い。

10.社風を創る

社風は文化であり、社風を見ればその会社の文化がわかる。山本七平「空気の国」は示唆的である。一度、空気に支配されると、NOとは言えず一方向に流されてしまう傾向が日本は強い。これは立派な文化であり、文化遺産、DNAである。組織には必ず生まれてくるものであり、その文化に染め抜こうとするのである。ワンフレーズで、文化を見ると、

①若手重視(野村證券)

②現場主義(ホンダ)

③ボトムアップ(新日鉄)

が好例であり、これらは年月を経て生まれた文化である。

社風も経営資源である。

経営資源は、人、金、物、情報などが一般的あるが、この社風も経営資源である。創業者、それを継いだ人の意識やポリシーが反映されているのが社風である。社是や社訓は一日あればできるが、社風はそうはいかない。風雪に耐えて初めて生まれる資源である。

社風は、幅広く包括的に以下の事柄を含む。

   役割

   責任・権限

   利益・コスト意識

   対人関係

   営業手法

   会議・報告手法

である。我々が空気を意識しないように社風も意識されない。しかし、これは文化遺産であるので「社風の意識化」が大切になる。これを考えさせる場が、各層での研修なのである。

11.大企業病をいかに避けるのか

組織が滅びる原因

   同質化

   過剰対応

   成功体験への埋没

右に倣えでは革新は生まれない。そして外部への意味のない過剰反応は自分の座標軸を失いかねない。そして成功体験は変化を拒否する力として働きやすくなる。

それを防ぐために

   トップがビジョンや戦略を設定

   敏捷性、機動力

   若返り

ビジョンや戦略は組織、個人に夢と希望を与える。機動力は対応力の強化と柔軟性を生み出ししなやかな組織を作る。若返りはソニーの盛田が得意であったが、「血液循環」をよくする最良の方法である。

これらが、大企業病を防ぐ効果的な方法となる。

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2014年8月29日 (金)

リーダー論⑦

問題を提起する

まずは現状を否定するところからリーダーは入ることが肝要である。現状満足は衰退を表すのである。そして、問題の発見や改善はマネージャークラスの仕事であり、真のリーダーシップは問題を提起することから始まる。

変革は容易ではない。まずは現状維持派が既得権益を有しているためにまず抵抗を始める。企業組織はできたてが最高であり、そこから酸化が進み、どんどん活性酸素に蝕まれる。わかっていながらも、その現状を肯定してしまう。

現状維持を打破する人は究極的にはトップである。これは、太平洋セメント相談役の故・諸井虔氏が小生に伝えてくださったことである。「日本的集団主義の中で、トップ以外が革新的なことを行えば、まず袋叩きになる。企業規模を問わず、変革や革新は企業トップの変化、変身を意味するのである。例えば、取締役会で全員賛成は絶対やらず、全員反対は一考するのである。」

もう一人、佐藤安弘氏(キリンビール相談役)。佐藤氏はキリンビールの高崎工場を閉じるなど大リストラを行った。アサヒのスーパードライが出てきたために変革の起爆剤になった。このように危機に直面すると目の色を変えて、変革に挑むが、普通はまだ大丈夫と油断してしまうのが人間の性である。

敢えてリスキーな行動をトップは取り、社員の危機感を煽ることが重要。このような意味で、リーダーシップは従来の根回し型から問題提起型に変貌しなくてはならない。

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2014年8月28日 (木)

リーダー論⑥

マイナス情報の吸い上げ

地位が上がると情報量が増えるが、それは都合のいい情報であり必ずバイアスがかかっているものである。真の情報は現場にあり、上のものは進んで話を聞く姿勢が大切である。裸の王様にならないようにするための方法として、

   自ら進んで現場に出る、そのときは抜き打ちで。

   マイナス情報を聞く度量を持つ。

   参謀を持つ

いつのまにか茶坊主に囲まれ、都合のよい情報だけで判断してしまうのである。

椅子にもたれて報告を聞く時代は終わり、率先して下へ動くことが大切である。動かないリーダーのもとには「癌」が発生する。組織として、

   素直に聞かない

   叱らない

   タブーばかり

   決定しない

   目線が上向の「ヒラメ社員」

   説明上手で動かない

こうなってくると、裸の王様になってしまう。

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リーダー論⑤

5.ノーブレス・オブリュージュ

日本語で訳すと「貴人の責務」。即ち、地位が高い人ほどその重責と義務を負うということである。これは貴族の言葉で、欧州の貴族は戦争となれば、まず先陣を切って国家のために戦うことを義務となした。上に立つ者が、その義務を放擲してしまえば、その国家は滅びる。これは企業にも当然当てはまる。

企業人は「法律に触れていなければ何をしてもいいのか?」ということを考えておかなくてはならない。権力者には、法律を超えた「倫理」が求められ、地位を利用して得たものは賄賂と考えるべきである。そのような姿勢は、下の者が良く見ている。

貴人の責務を実践した人

渋沢栄一「片手に論語、片手にソロバン」

天谷直弘(電通総研元社長)

野淵三治(日本ガイシ元社長)

大星公二(NTTドコモ初代社長)

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2014年8月27日 (水)

リーダー論

1.      権力の自制

権力を信じ、かつ疑うという姿勢が良きリーダーを生むのである。この二律背反を生き切ることがリーダーである。

社長を長くしていると、反対意見が憎らしくなる、そして排除へ動く。これが権力の魔物である。トップは孤独であり、最後は自分が決断する故に、自分と似た考えの者を重用する。これが結果、秘書室、管理部門の肥大化、自己増殖。これが組織の癌となり、腐らせるのである。

権力が正しく作用するために、

   コンプライアンス(罰則付き)

   労働組合

   社外重役(広く外部の目)を入れることが有用である。     

特に中小企業は社外重役は稀であるが、「商店」から「企業組織」へ脱皮し、永続する企業へはこのような存在が入ることが大切である。社外の目が入ることで、上も下も緊張感が出る。議論が活発になるなどの効用が出る。

神へ祈る

これは宗教ではないが、やはり自己の判断が正しくあれと人智を超越したものに祈る謙虚さは大切である。自信を持つことは大事、しかし過信は敵である。自己が万能と勘違いしたときから、そのような心が消えてしまう。

中條高徳「神への祈りが究極のボトムアップ」

池田勇人は閣議中、合掌をしていた。

速水優「神よ、変えることができるものには変える勇気を、変えることのできないものには受け入れる冷静を下さい。そして変えることができることとできないことを識別する知恵をください」(ニーバ)の言葉を机に置いていた。

橋本徹 キリストを拠り所にして、「住専国会」を全国銀行協会会長として乗り切った。

リーダーも自分の判断、決断が完璧ではない。人間を超えたものを敬う気持ちを忘れると狐付き状態や盲目的な権力者になる。

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2014年8月26日 (火)

リーダー論

1.      権威と権力は違う

えらそう、と偉いの違い

権力は地位につく、権威は人につく

権力依存は、虎の威を借る狐になりかねない。

権威を高めたいなら逆説的だが、権力の乱用を抑えることである。過去の名財界人はそのような覚悟を持っていた。

石坂泰三(東芝)、木川田一隆(東京電力)、諸井虔(太平洋セメント)、平岩外四(東京電力)、土光敏夫(東芝)

反対に権力依存で来た人間は、最後は失墜する。磯田一郎(住友銀行)中内功(ダイエー)などは好例。

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2014年8月25日 (月)

リーダー論

1.      人間的魅力

これだけは付け焼刃では身に付けられないものである。知性は本を覚え、格言を言えばそれなりに格好はつくが。その人の人生観、生き方が出てくるものである。またどのような教育を受けてきたのか、囲まれてきた友人、家族、師、などの影響も多大である。

最高の魅力とは→「飽きがこない」人間。あたかも美味しい食事、酒、美術品のようなもの。

高碕達之助「2代目は1に紳士、2にケチ、3にビジョンなし、4に人間不信、5に度胸なし」

呂新吾の人物鑑賞

   大事難事に担当を見る

   逆境順境に襟度を見る

   臨喜臨怒に涵養を見る

   郡行群止に識見を見る

困難において、人の耐性の力量がわかる。逆境、順境の身の処し方で度量がわかる。喜怒哀楽の中で教養がわかる。集団の中で正しい判断ができるかの見識がわかる。

人に気に入られる資質を可愛げというが、これはなかなか万人に備わっている資質ではない。歴史的には豊臣秀吉であろう。天賦の才である可愛げは備わっていないにしても、「律儀さ」は真似できる資質であろう。マメに訪問する、手紙を書く、食事に誘う、御礼を必ずするなどは少しの努力と時間のかけ方でいかようにもできる。

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2014年8月24日 (日)

リーダー論①

世の中に「リーダーシップ」についての本は数々あれど、どれも考え方がまとまっているわけではない。むしろ、リーダーのスタイルは千差万別である。しかし、リーダー学は自分がリーダーになったときに学ぶのでは時、すでに遅いのである。ここがリーダー育成やリーダー論の難しさである。30代、40代から「リーダーとは」を問い、突き詰めていく癖を養成しておくことが重要なのである。

1.      言葉の重み:「言葉の杖」

「悲観は気分、楽観は意志」

「経営は人の掛け算なり」

決断は複眼で

「節」を自覚しろ

リーダーは言葉に敏感であるべきである。言葉は世相を鋭く切り取る、そして時代のトレンドを示す。感性も大切だが、それを表現する言葉がなければならない。

昨今の経営者は言葉への執着が浅い、本質を捉えきれていない。一言で自社、自分、社員をどう表現するのか?

自分が不安なとき、悩んだとき、座右の銘があるのとないのでは、軸のブレが違う。

哲学→信念→言葉

至言を持つ

始めに言葉ありき

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2014年8月23日 (土)

丹波實が語る北方領土問題

1.1951年のサンフランシスコ平和条約で日本が放棄した「千島列島」には4島は入っていない(1855年日露通好条約、1875年樺太千島交換条約)。

2.ソ連はサンフランシスコ平和条約に署名せず、従って、別途、日本はソ連と1955、56年の2年間かけて、平和条約の交渉をしたが、ソ連は返還を認めず、このために、平和条約の交渉を継続することを明文化した上で、共同宣言という文章で戦争状態を終了させた。これが1956年の日ソ共同宣言である。その後、日本は一貫して4島の問題が日露の懸案であるとして要求してきたが、ソ連時代には、一貫してソ連側は、日ソ間にはそのような懸案はないとの立場を取り続けた(なお、上記の56年の共同宣言には、平和条約の締結の際には、歯舞、色丹は日本に引き渡すと書かれていた。従って、問題は国後、択捉のことである)。

3.1991年ゴルバチョフが訪日した時に、海部総理と何回にも亘る10時間以上の交渉の末、共同声明の中で、4島の名前をはっきり書いて、これが日ソ間の領土問題の懸案であると認めた。しかし、どのように解決するかについては、何らかの方向性も示されず、これがゴルバチョフの限界であった。

4.1991年、ソ連が崩壊してエリツインがロシアの大統領になり、93年10月に訪日した時、エリツインは、4島の帰属問題を歴史的、法的事実、法と正義などに基づき解決するとの共同声明に署名した。これは誠に歴史的な文章であった。

5.この後、橋本政権になって、97年11月、有名なクラスノヤルスク会談で、橋本/エリツイン間で、東京宣言に基づき2000年までに領土問題を解決するために真剣な交渉をするとの合意が達成された。

6.更に、98年4月には、これも有名な川奈会談が両者の間でおこなわれ、橋本総理より、「若しロシアが平和条約の中で日本の4島の主権を認めると明記するのであれば、別途合意するまでの当分の間、ロシアの4島の統治を認める」との趣旨のいわゆる「川奈提案」を行った。エリツインは大変に乗り気であった。

7.しかし、エリツインの健康問題、橋本総理の退陣などがあり、90年時代がここで事実上終わり、プーチンの時代となる。プーチンは2000年9月の訪日で東京宣言を有効だとしながら、01年3月のイルクーツク声明では、東京宣言と1956年の日ソ共同宣言の有効性に同意はしたものの、その後「日本が問題にしている4島に対する主権はロシアにある。このことは国際法的に確定しており、第二次世界大戦の結果であって、交渉の余地はない」(05年9月)と宣言した。このような路線はメドベージェフ時代も続く。その間、日本では2島返還論、面積折半論、元外務次官谷内正太郎の3.5島論が出る。日本の中がガタガタであるとの印象をロシアに与えた。

8.2010年11月にこれまでのソ連・ロシアのトップとして始めてメドベージェフが北方領土を訪問した。その前の、9月の末にメドベージェフは北京へ飛んで、胡錦濤との間で、対日戦勝を記念する共同声明を発出し、領土問題での相互支持をも約した。ロシアがこのような強硬な態度を取り出した一つの理由は、民主党政権が対米関係をおかしくしたために、中国、韓国、その他の国々が日本に強気に出ているのをロシアがじっと見ていたからである(問題は民主党のみにある訳ではない。自民党政権下でも、麻生外相が06年に衆議院外務委員会で前原議員に面積折半論についての考え方を質された時、明確にこれを否定せず、あたかも受け入れが全く不可能ではないとの印象を与え、また同人が総理の時に、09年2月サハリンでメドべージェフと会談の後、日本人記者団に「政治的妥協論」を述べたこともある)。

9.今やロシアは「平和条約的不要論」を言っている。これは、要するには平和条約がなくても日露関係は発展している、というものである。しかし、このロシア側の主張は、上記で触れた56年日ソ共同宣言が、平和条約の交渉の継続を明文で規定していることからして、国際約束違反である。また、最近ロシアは「敵国条項」をしきりに、しかも堂々と持ち出している。国連憲章には日独伊などを対象に安全保障面で差別化する「旧敵国条項」があり、107条が有名だ。107条は「第二次大戦の結果としてとる行動の範囲内」なら旧敵国に特別のことができる、とする時代錯誤的な条項である。日本やドイツが時代錯誤的条項として削除を要求し、95年12月に国連総会で、これらの条項は「もはや時代遅れである」とする決議がロシア、中国を含む全会一致で採択された。ところがロシアは、今は北方領土不法占拠の論拠にこの「敵国条項」まで持ち出して実効支配の正当化に励む。もっとも、ロシアは以前からこの条項に言及することはあった。しかし近年ほどの、ここまで厚顔な猛々しい押し出しはしなかった。

10. 北方領土問題でロシアがゴリ押しを続けるなら、日本も意地悪く返してもいい。サンフランシスコ平和条約で日本が放棄させられた千島・南樺太について、そのロシア支配は国際法上に根拠がない。まずこのことをロシアに指摘することについて日本国内で議論を始めてもいいのではないか。日本の放棄がロシア帰属の意味とはサンフランシスコ条約には書いていない。第一、ロシア(当時はソ連)はあの条約に署名もしていない。

11.さらに4島における共同経済活動の問題もある。共同経済活動という怪しげな動きが憂慮される。10年11月のAPEC(アジア太平洋経済協力)は横浜で開かれた。この際の日露首脳会議でロシア側から提起された。この問題は新しいことではない。まだソ連時代の1991年4月、ゴルバチョフ大統領の訪日の折にソ連側の高いレベルから提起されたのが最初ではなかったか。その後若干の変遷を経て、98年11月の小渕恵三総理の訪露の際に「国境画定委員会」とともに「協同経済活動委員会」が作られた。しかし、どちらの委員会もあまり成果のある活動はできず結局休民状態になって今日に至っている。最近のロシアの動きも、この古証文にアイロンをかけて出直した変化球そのものだ。
 ロシアが4島での共同経済活動という時は、ロシアの管轄権を当然の前提としている。この点はラブロフ外相が「ロシアの法律の下で行われる」と何度も明言しており、この問題には中間的なことはあり得ない。昨年12月のハワイでのAPEC首脳会議の際に行われた日露首脳会談の直前にメドベージェフ大統領はハバロフスクでの地元記者団との会見の時に「北方領土での日本との共同活動条件作りを今すぐ行う用意がある」と語っており、ロシア側は今後ともあらゆる機会、あらゆるレベルでの会談で、この問題を取り上げてくるものと予想される。日本側は絶対この提案に乗ってはならない。それは上記のラブロフ外相の発言で明らかであり、中間的なものなどは出て来はしない。

12.今年の31日、プーチンは、4日の大統領選挙の前に、外国人記者とのインタ

ビュをした時に、その中にいた朝日の若宮啓文主筆に対し、自分が大統領に復帰した場合に、日露間の領土問題を2島の引き渡しで決着させようと示唆したが、若宮氏は、このインタビュウの中で、2度にわたり、2島だけでは「日露間の引き分け」(プーチン)にはならないと反論した。また、31日付朝日新聞の論説の中で、「北方領土問題、プーチン氏意欲、ボタンかけ直す時だ」との論説を載せ、ここでも「2島では引き分けにならない」とプーチンが示唆した「2島で決着論」に賛成しなかったことを紹介し、4島でボタンをかけ直すことを論じるとともに、同時に、「プーチンに過大な期待を持つことは禁物だとも言っている。

日本には、2島返還論、2プラスα論、3島論、35島論、面積折半論などが並んでおり、まるでバナナのたたき売りのようである。国家にとって一番重要なのは、領土、領海、領空の主権であって、これについて可笑しな妥協をすれば、世界の笑いものになる。こんなことをしていれば、そのうち中国や台湾が実は沖縄も元は中国のものと言い出すのを恐れる。現に714日に日本のある新聞が現職の中国の軍の高官が「沖縄はかって中国の属国であった」と発言したと報じている。

日露首脳会談が6月メキシコで行われたが、ここで「始め!」の号令がかかったのかが

ハッキリしない。日本側は、両首脳間で「日露平和条約交渉の再活性化」に合意したと発表したが、実はそのような言葉が会談では使われていなかったことが後日分かった。何か前進があったように見せかける日本のケチな外交スタイルにウンザリするのみ。この会談後の7月の初め、メドベージェフ首相が国後を訪問した(2010年は大統領として、今度は首相として。勿論プーチンとは打ち合わせ済みの筈。本当は択捉に行くはずであったが、天候の都合で、再び国後に行ったと言われる。いずれにしても、国後、択捉を日本に諦めろとの強いシグナルを送ることが目的)。この国後訪問の時のロシア人記者の「日本の反応をどう見るか」との問いに対するメドベージェフの口汚い、そんな質問に答えること自体が時間の無駄使いだと言ったような言葉は酷すぎる。

 上記のような問題に加え、8月中旬には韓国の大統領が竹島を訪問するという事件と、香港民間活動家が尖閣に強行上陸する事件が相次いで起きた。韓国の大統領が竹島を訪問するなどの事は今までなかったことで、日本でも相当の事件として報道された。中国では彼らの行動を支持する報道が相次いだ。ロシアの北方領土に対する強硬な態度とも合わせてみると、日米関係が鳩山政権によって滅茶苦茶になり、今日に至るも関係が修復しておらず、また民主党の政権も弱体で、また、最近数年間の日本を観察すれば、日本は領土問題では弱い国というイメージが周辺国に出来て、露・中・韓が今や日本を領土問題で追い詰める大きなチャンスと考えているとしても、驚きではないと考えられる。

13.最後に一言だけ加えたい。150年くらい前にイギリスにパーマストンという有名な政治家がいて、彼は外務大臣をやり首相も2回やった人物。彼が死ぬ前に残した有名な言葉が「この世に永遠な友好国はない、永遠な敵国もない、唯一永遠なのは自国の利益」。彼は何を言をうとしたのか。

彼が言おうとしていたのは、国際情勢は動くと言うことだ。北方領土問題を例にとると、今後102030年、否今後50年、ロシアを巡る国際情勢はどうなるか。中露関係を一つとっても、どうなるか分からない。ロシアにとってかって最大の武器のマーケットは中国であったが、09年、10年、前年比で40%、47%減り、今や一番のマーケットはインドになった。極東の人口を取れば、かつて800万いたロシア人は600万に減少し、今や100万の中国人が極東に住んでいると言われる。中国の経済はこれからも成長が期待され、これに対してロシアの経済の近代化の先は暗い。ロシアはいずれ中国にとってジュニアパートナーでしかなくなる時代が来るかもしれない。その時ロシアは初めて日本の重要性に本当に気が付く。可笑しな妥協をして世界の笑いものになるよりは、ここはじっくりと腰を落ちつけることが重要。今は我慢と忍耐の時期だ。 

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2014年8月22日 (金)

怖い話

BIS論壇 No.124「米国家安全保障局(NSA)の産業スパイ活動問題」201485

                                 中川 十郎 

  NSAによる個人情報収集活動を暴露し、ロシアに亡命中の米中央情報局(CIA)元職員スノーデン容疑者は126日夜、ドイツ公共放送ARDが放送したインタビューでNSAは米国家安全保障上の目的だけでなく、競争が激化するグローバルビジネス戦争で産業スパイとしても活動していると証言し、NSAがビジネスインテリジェンスなど経済情報も収集しており、米国が外国の企業に対してもスパイ活動をしていることは間違いないと断言したという。また「メルケル独首相の携帯電話だけでなく彼女の側近や大臣を監視していないとは考えにくい」と指摘し、多くの人物の携帯が盗聴されていたとの考えを示した。

127日、日経夕刊、128日、朝日新聞)131日付け日経によれば、クラッパー米国家情報長官は29日の上院情報特別委員会での証言でCIAスノーデン元職員に「米国の安全をさらに損なうのを防ぐために、まだ暴露していない盗んだ文書の残りを返還するように要求した」という。暴露によってテロリストらが米政府の情報源や情報収集の方法、技術を研究し、情報機関の活動は非常に困難になっていると批判。すでにテロリストなど敵側の通信の仕方に変化が見え始めており、「米国と米国民は以前に比べて安全でなくなった」と警告した。スノーデン氏は「NSAの機密情報はすでに自分の手元にはなく、すべて特定のジャーナリストに提供した。何を報じるかは関知していない」と説明したという。

そもそも悪名高い米スパイ組織、NSAが中心となり、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのアングロサクソン5か国は第2次大戦後の早い時期から、通信盗聴システムECHELON(梯子の隠語)を活用し、地球規模の盗聴を行い、世界中の音声通信、ファックス、電子メール、最近は携帯電話、スマホなどを盗聴、分析、活用している。エシュロンは市民のプライバシーの侵害、私的通信の傍受、盗聴という人権上も深刻な事態を引き起こし、欧州議会はエシュロン傍受システム調査委員会を設立。2001518日に調査結果を発表。国際経済情報戦の実態を暴露し、世界に衝撃を与えた。傍受、盗聴の疑いのある基地は世界中に20か所あり、なんと日本の青森県・三沢米軍基地も傍受、盗聴基地に含まれていることだ。世界の諜報機関は冷戦終結後、経済分野の覇権をめざし、情報収集のターゲットを軍事情報から経済、技術分野に移し、世界では熾烈な経済情報戦が始まっていることを認識すべきだ。上記欧州議会の報告書では90年代に国際ビジネス分野で、主要な28の傍聴、盗聴例を取り上げて、注意を喚起している。日本関係では96年に米国製乗用車の対日クオータ交渉に際し、CIAが当時の通産省のコンピューターに侵入し、情報を当時の米通商代表ミッキー・カンターに流したケースや、日本製高級車の排ガス規制の情報を傍受するなど米国が情報を不正に入手したというダンカン・キャンベル氏の調査結果を公表している。このように日本の交渉情報は裸にされており、おそらくTPP交渉情報も米側に筒抜けになっていると思われる。

日本の政府、企業は今後、重要な外交交渉や国際ビジネス交渉においては暗号を使うなど徹底した機密保全に万全の態勢を固めることが肝要であることを銘記すべきである。

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2014年8月21日 (木)

第145回黎明の会御案内

第145回 黎明の会

日時:9月9日(火)18:45から

場所:六本木バトゥー

http://www.brasserievatout.jp/map.html

費用:12000円

講師:石原 進 氏(JR九州 相談役)

テーマ「JR九州の戦略」

「ななつ星」など斬新な戦略で注目を集めるJR九州。今回は、JR九州にて社長、会長を歴任された名経営者、石原進氏をお招きしております。九州財界を代表する石原氏にたっぷりとお話しいただきます。皆様のご参加心よりお待ちしております。

講師略歴

東京都出身。東京大学法学部卒業後、日本国有鉄道に入社。国鉄分割民営化後、JR九州に配属される。取締役就任、常務などを経て社長に就任。九州経済フォーラム会長、九州ニュービジネス協議会副会長、南九州観光調査開発委員会長、九州大学総長選考委員、NHK経営委員(九州代表)、JR九州高速船無給取締役なども務めた。

連絡先:㈱インシィンク

FAX: 03-5444-6841

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2014年8月20日 (水)

谷野作太郎の講演会

30回絆サロンご案内

近隣国にどう向き合うかについて考える

中国は、経済発展を背景に軍事力を増強し尖閣諸島や南シナ海での行動を活発化させています。一方、日朝協議は再開したものの、北朝鮮は依然としてミサイル発射などで周辺国を威嚇しています。北朝鮮問題では韓国との連携が不可欠です。それなのに、中国と日本、韓国と我が国の間では、首脳間の対話さえ難しく、両国と日本との間での相互の国民感情も悪化が続いています。背景に歴史問題がありますが、新たに我が国では集団的自衛権の行使容認の動きがあり、これに中国が反発しています。

近隣国との関係をどうすべきか、少し冷静になって考えることが重要です。この度のサロンでは、韓国と中国に勤務し、外務省のアジア局長や内閣外政審議室長、駐インド、駐中国大使などを歴任された谷野作太郎氏からお話を伺います。谷野元大使は、現在も日中協会顧問をされ、一貫してアジアに関わってこられました。彼我の立場や諸要素を勘案し幅広く深い考察をされる方で、きっと貴重で含蓄のある示唆が得られるでしょう。

日時: 2014912日(金)(18302130

場所: 日比谷図書文化館 大ホール

       1000012 東京都千代田区日比谷公園14 

  電話:0335023340

演題: 「迷路に迷い込んだ日中関係、日韓関係」

料金:       講演のみ参加   会員 1000円 非会員 2000

ビュッフェ懇親会 4000

参加申込:下記ファックスで、またはホームページ(http://kizunago.com)の申込みをクリックして必要事項をご記入の上お申し込み下さい。

            F A X (切り離さないで下さい)    03-3574-0786

912日(金)の絆サロンに参加します。

ご芳名(会員)              □ 講演のみ □講演+ビュッフェ懇親会

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ご芳名(非会員)            □ 講演のみ □講演+ビュッフェ懇親会

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2014年8月19日 (火)

怖い盗聴

「米国諜報機関の情報不正入手問題」

      201485日         中川 十郎

2013613日にBIS論壇No.115にてNSA(国家安全保障局)を中心とする米国諜報機関が市民や企業、政府の通話記録やインターネット上の情報を秘密裏に不正に収集していたことを元CIA(米中央情報局)勤務のエドワード・スノーデン氏が暴露し、世界的に大問題となっている。

その後も米諜報機関の個人情報や機密情報の不正な収集は一向に収まっていないことが国際的にも問題になっている。第二次大戦直後の1949年に設置された米安全保障局(NSA)は特に2001年の米同時多発テロの後、テロ防止を名目に個人の情報の収集を積極化し、通信傍受を公然と行うようになった。

スノーデン氏の勇気ある暴露により、NSAは日本、韓国、トルコ、インド、フランスや中東諸国など38の大使館や代表部の通信も盗聴、傍受していたことも判明している。

NSA職員が外交官として国連本部に駐在し、国連本部のコンピューターネットワークに侵入し、情報を収集していたことも問題になっている。さらにNSAは欧州連合(EU)の電話やメールなどの通信を盗聴。ワシントン代表部やニューヨークの国連代表部に小型盗聴器を設置。通信の不法な盗聴をしていたことも判明している。(朝日新聞20131025)

2次世界大戦中の43年には米国と英国が情報協力協定を締結。これに関連し、戦後の1948年にはUKUSA協定を締結。さらにアングロサクソン系の英国、米国、カナダ、豪州、ニュージーランドの5か国が参加し、悪名高いECHELON(「はしご」の隠語)で地球規模の通信傍受体制を構築し、世界中の情報通信の傍受、盗聴を行っている。

このECHELONシステムは軍事機密の傍聴のみならず経済情報、ビジネスインテリジェンス交信も傍聴、盗聴しているとして、欧州議会でも問題となり、欧州議会が調査結果を公表し、国家機密の謎に包まれていた世界最大の傍聴、盗聴組織ECHELONの存在を正式に確認し、世界に衝撃を与えた。

この報告書では1996年の米国製乗用車の対日クオータ交渉に際し、CIAが当時の通産省のコンピューターシステムに侵入し、米通商代表ミッキー・カンターに流したケース、日本製高級車の排ガス規制情報を傍受、盗聴したケースなど米国が通商交渉でも日本側の情報を不正に入手したというダンカン・キャンベル氏の調査結果を公表し、内外に衝撃を与えた。これに対し、日本政府が米国に抗議したという話は聞いたことがない。米国に気兼ねし過ぎである。

これと対照的なのは米諜報機関がドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していた問題で102425日開催のEU首脳会議は米国に盗聴の実態の説明と真相究明を要求することを決定した。2001年の米同時テロ後、情報収集の規制が弱くなり、特にNSAが通信傍受、盗聴で地球規模で際限ない諜報活動をしていることは倫理上も問題だ。他国の領土を勝手に無人機で攻撃している問題や、裁判も行わず、テロ容疑者だとしてアラブ人をキューバのガンタナモ基地に不当に10年以上も幽閉しているのは人権を声高に唱えている米国のダブル・スタンダードではないか。

目下、日本では安倍政権がこれらの問題を抱える米国のNSC(国家安全保障会議)を真似して日本版NSC創設の国会提出を決定した。上記通り、米国諜報機関は倫理上も人権上も問題があることを十分認識したうえで、国会は慎重な審議をすることが切望される。日本のNSC法案は国民の「知る権利」の阻害も懸念されている。これは憲法に抵触するとも言われている安倍政権の集団的自衛権問題とも一脈通じるものがある。

さらに安倍政権が米国の片棒を担いで推進中のTPP交渉においても上記米国のNSACIAの傍聴、盗聴で、交渉内容の訓電や交渉条件はすべて米国側に筒抜けになる危険性があることを十分認識し、暗号を使うなりして、交渉条件の守秘に万全の対策をとることが要請される。しかし日本政府や役所のパソコンやEMailは米国のマイクロソフトなどのOSを使っており、E-Mailや携帯での交信はすべて米国に筒抜けになっていることをどれほど認識しているか情報音痴の日本政府の対応は甚だ心もとない次第だ。

「通商交渉は情報戦争」でもあることを安倍政権やTPP交渉官は肝に銘ずべきである。

詳細については添付の弊論「米国諜報機関の情報収集問題」を参照願いたい。

(筆者は名古屋市立大学22世紀研究所特任教授、日本ビジネスインテリジェンス協会会長)

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2014年8月18日 (月)

人間椅子

萩原朔太郎が激賞

コナン・ドイルに熱中した昔もある。今ではもう退屈だ。犯罪があり、手がかりがある探偵が出る。ああいふ型の小説を探偵小説といふならば、もう探偵小説はたくさんだ。
所謂探偵小説は、一のマンネリズムにすぎないだらう。どれを読んでも同じことだ。ちゃんと型が決まっている。もう好い加減に廃つたらどうだ。読む方でも飽き飽きした。

この点、人間椅子は「真相」がないため、いわゆる「探偵小説」の枠に収まらない。ここに朔太郎は賛辞を送った。

箱と椅子

自分の醜態、妄想、現実逃避を語る手紙。そして椅子に入ることで得られる優越感と満足感。「見られずに見ること」ができる。

この驚くべき発見をしてからというものは、私は、最初の目的であった盗みなどは第二として、ただもう、その不思議な感触の世界に惑溺してしまったのでございます。私は考えました。これこそ、私に与えられた、ほんとうのすみかではないかと。私のような醜い、そして気の弱い男は、明かるい光明の世界では、いつもひけ目を感じながら、恥かしい、みじめな生活を続けて行くほかに、能のない身でございます。それが、ひとたび、住む世界をかえて、こうして椅子の中で、窮屈な辛抱をしていさえすれば、明かるい世界では、口を利くことはもちろん、そばへよることさえ許されなかった、美しい人に接近して、その声を聞き、肌に触れることもできるのでございます。

「人間界」「人間世界」などという大仰な言葉を対比項に使いながらその特殊性が強調される「椅子の中」の世界は、「箱」の一種として求められたのである。では、そのような「箱」的機能を「椅子」は如何なる形で果たしていたのか、その具体的な様相を次に確認したい。

 触覚的な「椅子」の存在は、第一義的には視覚から逃れ得る場所との意味を担うものであろう。(現実逃避)

異性についても同じことが申されます。普通の場合には主として容貌の美醜によって、それを批判するのでありましょうが、この椅子の中の世界では、そんなものはまるで問題外なのでございます。そこには、丸裸の肉体と、声の調子と、匂いとがあるばかりでございます。

私は、彼女が私の上に身を投げたときには、できるだけフーワリと優しく受けるように心掛けました。彼女が私の上で疲れた時分には、分からぬ程にソロソロと膝を動かして、彼女のからだの位置を変えるようにいたしました。そして、彼女が、ウトウトと居眠りをはじめるような場合には、私は、ごくごく幽かに膝をゆすって、揺籃の役目を勤めたことでございます。 その心遣りが報いられたのか、それとも、単に私の気の迷いか、近頃では、婦人は、何となく私の椅子を愛しているように思われます。彼女は、ちょうど嬰児が母親の懐に抱かれるときのような、または、乙女が恋人の抱擁に応じるときのような、甘い優しさをもって私の椅子に身を沈めます。そして、私の膝の上で、からだを動かす様子までが、さも懐かしげに見えるのでございます。

 「座る」という行為は、ここでいわば性的関係の一種として捉えられている。そしてこの「嬰児/母親」或いは「乙女が恋人の抱擁に応じる」といった一定の力関係を示す比喩の巧みな使用は、これまでの文脈に照らして理解可能。「及ばぬ恋を捧げていた、哀れな男」と自らを卑下しようが、「ほんとうの恋を感じる」に必要な「愛」「優しさ」「懐かしさ」といった心的要素の再構成を目論む「私」の意図は揺るぎない。そして、こうした事態を告げられた彼女は自らの〈主体〉を支配される恐怖に怯えることになる。

佳子は、毎朝、夫の登庁を見送ってしまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館のほうの、夫と共用の書斎へ、閉じこもるのが例になっていた。そこで、彼女はいま、K雑誌のこの夏の増大号にのせるための、長い創作にとりかかっているのだった。 美しい閨秀作家としての彼女は、このごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせるほども、有名になっていた。彼女の所へは、毎日のように未知の崇拝者たちからの手紙が、幾通となく送られてきた。

 「やっと自分のからだになって」「閉じこもる」ように打ち込むとされる佳子の作家活動は、誰からの干渉でもなく彼女自身によって選び取られた〈主体〉確立の孤独な営みに他ならない。しかしながら、一見極めて自己充足的に見えるその「創作」という営為も、読者という他者の想定を避け難く要求する。

「美しい閨秀作家」として「有名」だということは、決して文学的才能が評価されていることのみを意味しないだろう。女性という容貌、そして彼女の内面の露呈とも理解可能な「創作」等の要素によって、あたかも佳子という実体に到達する事が可能であるかの如き錯視を誘う「作家」の身体は形成される。勿論、それはあくまで錯視に過ぎないのであり、そこには様々の仮装を伴った身体が浮遊する抽象空間が成立している。その演技的な空間に取り交わされるものであるが故に、「未知の崇拝者」からの手紙は、決して未知の反応を伝えない「極まりきったように、つまらぬ文句のばかり」に終始し、佳子も「優しい心遣い」という余裕を持った態度でそれらに目を通すことができる。

 演技的且つ想像的な抽象空間を介した作家的身体の外界への結節を経てはじめて、「自分のからだ」になってから「閉じこもる」ようにして創作に打ち込む彼女の主体的な欲望の充足は可能になる。その意味で「閨秀作家」という立場は、彼女の身体の消費を可能にすると同時に、佳子自身にとって一種の「箱」的機能をも果たしていたと言い得る。とするならば、その抽象空間の秩序を脅かす一通目の手紙は、主体定立の営為が不可避に抱え込まざるを得ない根源的な不安定を衝くものと理解されよう。「私」が身体を隠すことで欲望の実現、〈主体〉の定立を試みたとするならば、佳子は隠匿していた身体の露呈によってそれが不可能であるような地点に追い込まれたのである。抽象化商品化された作家的身体によって覆い隠していた筈の佳子の〈主体〉もまた、その成立の条件に於て極めて関係的な抽象空間への参与から自由ではないことが、「私」の〈告白〉によって明示される。

椅子を調べて見る?どうしてどうして、そんな気味のわるいことができるものか。そこには、たとえもう人間がいなくとも、食べ物その他の、彼に附属した汚いものが、まだ残されているにちがいないのだ。

 椅子の中に存在する筈の証拠、及びそこに確認される筈の〈真相〉は、その決定的な開示を佳子自身によって拒まれ、彼女の内面にあって宙吊りにされる。自らの想像裡に仮構された「私」の〈幻想〉に怯える、マゾヒスティックとも言うべき佳子の身振りは、この「箱」的抽象空間固有の不安定な性質を余すところ無く示していよう。他者の所在を証し立てる唯一無二の〈真相〉の〈告白〉は、それ自体のうちに過剰な解釈を要請し、複数化・迷宮化して行く。佳子を引き裂く「差出人不明」の手紙のいかがわしさとは、「箱」的関係性に於て保たれる〈主体〉が必然的に要請する〈幻想〉の中にその根源的な位置を占めるということである。

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2014年8月17日 (日)

推理法について

ホームズ

知識

まず知識についていえば、ホームズは、犯罪捜査に役立つ種々の情報をよく整理して、必要なときにいつでも使えるような形で蓄えていた。例えば、どんなナイフを使えばこういう傷ができるかとか、こういう症状をもたらす毒はどの植物から採れるかなど、実に多岐にわたる知識である。

僕の考えじゃ、人間の頭なんでものは、もともと小さな空っぽの屋根裏部屋みたいなもので、自分の好きな道具だけをしまっておくようにできているんだ。・・・熟練した職人は、頭の屋根裏部屋に何を入れておくか、実によく注意を払うものだ。自分の仕事に役立つ道具だけを選んで、十分細かく分類し、完璧な方法で整理しておくんだよ。(「緋色の研究」)

観察

ほら、やっぱり!君は観察していないんだ。だが、見ることは見ている。その違いが、まさに僕の言いたいことなんだ。(「ボヘミア王家の醜聞」)

平凡な犯罪ほど、多くの場合よくわからない。なぜなら、そこには人の推理を引き出すような目新しさやきわだった特徴がないからね。(「緋色の研究」)

確率

いや、確率を秤にかけて、最も確からしいものを選ぶ領域、と言ってほしいですね。それは、想像力を科学的に用いることですが、われわれは推量を始めるための具体的な基盤をいつももっています。(「バスカヴィル家の犬」)

ホームズが事件の真相にたどり着くときには、部分的な推理が幾つも組み合わされることが多い。その一つ一つについて、彼はより確からしい推理を求め、最善の仮説を組み立てていく。そして最後に、事実による十分なテストを切り抜けて残った仮説が、問題の本質をとらえた正しい結論だと判断される。ホームズが「想像力を科学的に用いる」というとき、彼はこのような手続きを怠らなかった。これがホームズの名人芸の秘密なのである。

ポワロ

捜査に際しても彼一流の手法をとる。ホームズ流の現場の地面にはいつくばって証拠品を集めるやり方を、「猟犬じゃあるまいし」と小ばかにし、容疑者たちとの尋問や何気ない会話に力点を置き、会話から人物の思考傾向・行動傾向を探る。ただし、物的証拠を見落さず、軽視することもなく、それらと心理分析を組み合わせ、「灰色の脳細胞」を駆使したプロファイリングによる洞察により、真犯人を言い当て、数々の難事件を解決する。

事件の真相に近づくと、「私の灰色の小さな脳細胞(little grey cells)が活動を始めた」と口走るのが癖。また、いつも行動を共にするヘイスティングズ大尉にも「あなたの灰色の脳細胞を使いなさい」とよく諭している。フランス語圏出身のため、興奮すると訛ったり、英語の合間合間にフランス語を混ぜたりする。ポアロ自身は、英語がまともに話せないふりをして英国人を油断させるのだと言っている。いかにも外国的で、時として滑稽とも見えるポアロの言動に、英国人の容疑者たちは油断し、事件解決の手がかりとなる言葉を洩らしてしまうことも多い。ただし、フランス人と間違われることをひどく嫌う。船や飛行機が苦手。

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2014年8月16日 (土)

あらし

1.      資本主義の島

孤島ではありながら、すべてがギブアンドテイクの関係で結ばれている。すなわち資本主義的交換の発生。

プロスペローがアントニオに王の地位を奪われ、孤島に住む。アントニオは全権を掌握、大公になろうと画策。

彼は政敵・アロンゾと交換条件を結ぶ。ナポリの属国になれば、アロンゾはプロスペローを追放、ミラノをアントニオに渡す。プロスペローはミランダと逃亡、魔法を得て孤島を支配。

妖精エアリエルはプロスペローによって解放され、そのかわり従者となる。

キャリバンは、プロスペローから名前を教えてもらい、物をもらった。その代わり島のすべてを教えてあげた。

セバスチャンをアントニオが王位につかせれば、年貢を免除する。

ステファノーが酒を与えれば、キャリバンは彼を神と崇め、情報提供する。

これはあくまでも一部の交換条件。しかもこの交換は、対等ではなく必ず支配―被支配の関係がある。今でいう従属理論である。

ミランダとファーミランドの恋も、交換条件。「私には取り柄がない。差し上げたいものも。。手に取る勇気がない」

最も交換で原始的なものは物々交換だが、「あらし」では精神、自由までもがモノ化され、交換対象になる。孤島も俗世とはつながっていて、ユートピアの否定となっている。

2.「時」の島

なぜ「あらし」は英語ではTempest なのか?

Tempestas、すなわちラテン語で「時間と嵐」を意味するのだ。この「あらし」ほど時間、時の流れと関係する戯曲もない。フランス語ではtempsであり、時と天候を意味する。

魔法使いのプロスペローは、時間を守ることが必要。

妖精も期限が来ぬうちに、自由の身になれるように懇願し、行動する。

兄弟の恩讐も時が解決するという考え方。

魔法も永遠ではなく、終わりがある。

ミランダは知り合って三時間の男と結婚する。

反面、魔法は自然を縛るもので、人工的な造作物である。プロスペローが魔法を捨てることはすなわち、自然の解放である。

3.魔法の限界

島に対する見方が異なる。

アントニオ、セバスチャンよりも、ゴンザーロにとってのほうが住み易い。

二人の衣服は濡れているが、ゴンザーロのは乾いている。

ゴンザーロは島の豊穣さを見るが、二人は不毛性を見る。

Ant:どんな不可能なことをやるのやら?

Seba:奴がこの島をポケットに入れて、家にもち帰り、息子にりんごだと言ってくれてやるのではないか。

Ant:その種を海に蒔いて、もっと島を増やすつもりだぞ。

この二人は他者が眠っているときも殺害計画を練っている。そしてゴンザーロの共和国論はいい加減だ。そして彼は王となるが、主権がないのだ。

劇の最後まで、時と魔法によっても、悪人の本性は変わらない。所詮、魔法は魔法で、テンペストはテンポラリーなのだ。一時的な機能しか果たせない。

さらに、プロスペロー=シェイクスピアである。稀代の作家シェイクスピアが、自らの「魔法=ペン」を折ることを示唆しているのではないか?

プロスペローはエピローグで、魔法を使い果たした。そして観客にすべてを委ねるのだ。その後の展開は客任せというわけである。

通常、魔術師が島を離れれば、島はなくなる。しかし私たちはこの劇を見終わって劇場を後にしたときもりんごのようにこの島をポケットに入れている。そして歴史の夜明け以来探していた、ユートピア島を探すだろう。

それは自然と人間が調和する、島で主権も存在せず、我々が王である島である。

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2014年8月15日 (金)

俳句の基礎

それが室町時代末期から江戸時代にかけて行われていた「俳諧の連歌」である。

 俳諧は元来、たわむれ、おどけの意を表す言葉で、俳諧の連歌とは、「従来の連歌のように格式張らず、世俗的な言葉も使って楽しむ連歌」
  松尾芭蕉も、与謝蕪村も、小林一茶も、俳諧の連歌を生業とする俳諧師。
 だから、彼らを、すぐれた「俳句」を作った人と形容するのは、本当は正確さに欠く。
 まず、誰かが五・七・五音の句(長句)を詠む。
 この第一句目を発句(ほっく)
 この発句を踏まえて、別のだれかが七・七音の句(短句)を付ける。
 この第二句目を脇
 次にこの脇に付く長句を、誰かが第三句目として詠む。
 このように長句と短句を交互に詠んでいき、三十六句目まで続ける。
 これが俳諧の連歌。
  なお、最後の三十六句目は、挙句(あげく)。
 今でもよく用いられる「挙げ句の果て」という慣用句は、ここから来ている。
 この俳諧の連歌には、いくつか決まりごとがあったが、一番最初に詠まれる発句には、時候の挨拶がわりにその時々の季語を入れるのが習い。
 そう、この季語を入れて詠んだ「俳諧の連歌の発句」こそが、現代の俳句の直接の祖先である。
 芭蕉も蕪村も一茶も、俳諧の連歌を楽しむ中で、この発句作りには特に力を入れていた。
 明治時代、「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の名句で知られる正岡子規は、複数人で行う俳諧の連歌を否定。
 そして、季語を入れ五・七・五音で詠む従来の「俳諧の連歌の発句」を、新たに「俳句」として一人立ちさせ、個人で創作できる文芸へと変えた。
 ここに、有季定型で作る「俳句」が誕生したのだ。

 
俳句の基本 1 切れ

 俳句の意味が分からない、と訴える人の多くは、「切れ」が読めていない場合が多い。俳句には「切れ」がある。そのことを知っただけで、ほとんどの俳句が、自分なりには読めるようになる。や、かな、けり、が切字

切れ字
 切れを生み出す「かな」「や」「けり」の三つの語。音調を整える役割もある。
 「かな」は末尾に使われることが多く、感動、詠嘆を表す。
 「や」は上の句に使われることが多く、詠嘆や呼びかけを表す。
 「けり」は末尾に使われることが多く、断言するような強い調子を与える。また、過去を表す助動詞であることから、過去の事実を断定するような意味合いを与える。 


 菊の香や奈良には古き仏達    松尾芭蕉

 菊が薫っているということと、奈良に古くからの仏が存在していることの間に因果関係はないことを、「や」という「切字」が明示している。一方に「菊の香」があり、同時に「古き仏達」がいる。そのふたつのものが持つイメージの重なったところに風情が生まれる。なぜこうした「切れ」という手法が生まれたかと言えば、十七音という短い詩形の中で、より多くのことを伝えようとするからである。散文の十七音とは比べものにならないほど多くのことを、俳句の十七音は伝えようとする。
 この「切れ」という方法は、今は俳句だけのものではない。映画で、あるショットから次のショットへのつなぎ方をわざと飛躍させ、単に足したもの以上の新しい意味を生み出そうとする「モンタージュ」という。

俳句の基本2 短く言って、あとは黙る

 長い詩では、言い換えたり、反復したり、譬えたり、否定したりして言葉を接ぎ足し、読み手をその作品の世界に引きずり込んでいく。朗々と続く美しい言葉のうねりに呑み込まれていくことが、詩を聞いたり読んだりすることの悦楽である。詩人の才能とは、一般にそのような言葉を次から次へ生み出せる能力だと思われている。それは、教典や聖書を書き上げたいにしえの宗教家の能力に連なる才能である。
 ところが、俳句は違う。俳人は、ひとこと言って、あとは黙る。これは、他のすべての詩形とは違った態度の取り方だと言えるだろう。
 いや、詩だけではない。戯曲にしても小説にしても、作家は、次々に言葉を継ぎ足し、読者の気を惹き続けようとする。これもまた反俳句的なやり方である。

俳句の基本3 凝縮

 「省略」は重要である。しかし、それは俳句の目的ではない。省略は、「凝縮」のための手段である。余計なことを言わずに、重複した部分を削ぎ取ることによって、一句の密度を最大に増やす。それが「凝縮」ということである。

金剛の露ひとつぶや石の上         川端茅舎

 無駄のない引き締まった表現は読んでいて気持ちがいいばかりでなく、明確なイメージを浮かび出させる。
 また、この句からも分かるように、「切れ」もまた凝縮した表現を生み出す。余計な説明を加えず、ただ「石の上」と置いたところに、読者の眼前にありありとした光景を作りだす秘訣がある。

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2014年8月14日 (木)

井伏の山椒魚

山椒魚と蛙。
 閉じ込められたものが侵入してきたものを閉じ込める。にらみあったままでおよそ2年がたつ。両者は黙り込んで、自分の嘆息が相手に聞こえないように互いに注意していた。

 井伏鱒二が削除したのはこういう内容だった。
 岩のくぼみにいた蛙が「ああああ」と「不注意にも深い嘆息をもらしてしまった」のである。それは「最も小さな風の音」のようだった。
 山椒魚はそれを聞きのがさず「お前は、さっき大きな息をしたろう?」とたずねた。
 蛙は「それがどうした?」と意地をはってはみるが、「空腹で動けない」と弱気になる。
 山椒魚「それでは、もう駄目なようか?」
 蛙「もう駄目なようだ」
 暫くして山椒魚はたずねる。「お前は今どういうことを考えているようなのだろうか?」

 これに続く最後の二行。
 相手(蛙のこと)は極めて遠慮がちに答えた。
「今でもべつにお前のことをおこってはいないんだ」

 蛙の嘆息からこの最後までのくだりがなくなってしまった。晩年の井伏鱒二が1985年に自選全集で削除したのである。
 なぜ井伏は削除したのか?


 蛙が先に嘆息したのがまずかったのだろうか。
 閉じこめたほうの山椒魚のほうに何らかの自戒が認められないからか。
 和解する場面として解釈されるのが気に入らなかったのか。
 蛙が「今でも」「おこってはいないんだ」という科白はいろいろと考えさせてくれる。
 
 この作品は1923年(大正12年)に『幽閉』と題して発表され、1929年(昭和4年)に加筆して『山椒魚』と改められた。中学や高校の教科書にもよくとられていたので、1985年当時、削除のことはかなりの話題になった。少なくとも戦後30年ほどのあいだ「和解のラスト」を多くの中学生や高校生、国語を担当する教師が読み、親しんでいたのだ。

 以後、井伏鱒二がこの部分を削除したという説明が必要となり、そののちに刊行される井伏の作品集には和解なしの結末の『山椒魚』が載るようになった。
 20年以上たった現在では「以前はこうだった」とふれることも少なくなってきたのではなかろうか。

 和解の場面があると、たしかに安心できる。予定調和故に中学生や高校生には無難な読み物となる。
 削除によって、結末が両者の膠着状態だから、その後のゆくえについては読者にゆだねられる。
 一方で、蛙は岩屋に入るときは自由に入れたのに、どうして出られないのかという疑問も出る。蛙の身体は別に大きくなったわけじゃない。すきまを見つけて出られるのでは?山椒魚が全神経を投入し、持てる能力をすべて使って、蛙を出るのを阻んだのか。
  少なくとも、けんかする程度には「友だち」「仲間」だった時期があることはあった。
 削除するときに、結末になる部分を本当は少し変えたかったのではないか?変えてしまうと、ますますやっかいなことになる。とにかく変えることはしないで、蛙のほうが嘆息し、白旗めいたものをあげ、山椒魚をゆるすかのような言葉をのべる、その一連の場面をバッサリなくしてしまった。

 『山椒魚』はファンがけっこう多い。この作品を好きだという場合、結末をどちらにしてもあまり気にならないかもしれない。
 山椒魚がおかれる「寒いほど独りぼっち」の状況への共感。救いがなくて何ともならないことの、妙なリアルさ。
 日々生きていることの感触が、物語の底からにじみ出るものと出会うときに、ああこういうことなのかなあと思える。「寓話」としての魅力でもあるのだろうか。

 閉じ込められたままで何がいけないのか、出られなくなったものをひきずり込んで何がわるいのか。そんな居直りの気持ちも起きてくる。
 結論が欲しいのが人情、しかし答えが出ないときは出ない。
 老年の井伏鱒二は、その「答え」を回収しようとしたのではないか。なぜならその方がはるかにリアルである。『あらし』『子犬を連れた貴婦人』のリアリズムを感じるのだ。
 和解などということを安易に取り扱ってはいけない。

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2014年8月13日 (水)

リーダー論②

マネジャーは、管理する。リーダーは変革する

マネジャーは模倣する。リーダーは創造する

マネジャーは維持する リーダーは発展させる

マネジャーはシステムと構造に着目する リーダーは人に着目する

マネジャーはコントロールする リーダーは信頼を醸成する

マネジャーは近視眼、リーダーは長期的視野に立つ

マネジャーはいつ、いかにするかに関心をもつ リーダーは何を、なぜに関心

マネジャーは現状維持、リーダーは現状に挑戦

マネジャーは従順な兵士、リーダーは自律

マネジャーは正しく物事を進める リーダーは正しいことを行う

マネジャーはトレーニングで育成 リーダーは教育

トレーニングは、演繹法、確固としてる、静学的、記憶力、事実、狭い、丸暗記、表面的、受身、答えを提示、結果、戦術、ゴール、予測、教条、反作用、方向性、左脳、仕事、短期的、安定、硬直、形式、ルール、テーゼ、閉鎖的、常識

教育は、帰納法、試験的、動学的、理解力、アイデア、広い、深い、実験的、アクティブ、質問を投げる、過程を重視、戦略、代替性、探求、発見、イニシアティブ、全脳的、人生、長期的、変化、中身、柔軟、リスク、ジンテーゼ、開放的、想像力

これらが象徴的なキーワードである。

幼少期、青年期で何が起きて、どう対応したかを棚卸する。

常に成長するためのイベントを日々意識的に探す。

リスクを恐れない

未来を探す

 

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2014年8月12日 (火)

リーダー論

若干の準備

   コミュニケーションとは?

コミュニケーションの定義について

A.相互理解B.意思疎通C.合意形成などを含む包括的な言葉である。

②ダイレクトとインダイレクト・コミュニケーション

IT社会の誤解

NTTドコモの成功例と失敗例

③トップダウンとボトムアップの誤解

④コミュニケーションは資本である。

A.経済資本B.文化資本C.人的資本D.社会資本

④良きリーダーは良きコミュニケーターである。

明確に意見が語られ、ビジョンを描く力がコミュニケーションの力である。

1.歴代大統領とコミュニケーション・スタイル

1.      ルーズベルト

2.      ニクソン

3.      レーガン

4.      クリントン

5.      ブッシュ(現職)

2.小泉首相のコミュニケーション能力とは

3.経営者とコミュニケーションについて再考する。

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2014年8月11日 (月)

自分を生きる

自分で」生きることはできます。しかし「自分を」生きるためには知性、感性、そして自信が不可欠です。グローバル化や雇用体系の変容など、日本社会は未曾有の地殻変動の只中にいます。ここでは、自らの価値判断で考え、行動することが不透明な時代を生きるには必須となります。歴史観に裏打ちされた知性と、時代を見抜く感性、そして自己の軸を保持することがしなやかで強い「自分」を築くのです。

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2014年8月10日 (日)

天敵が出てきたら

モチベーションが落ちる原因の一つとして社内の「敵」の存在がある。

どうやって対処する?

1.   嫌な奴の生態と処方箋

ルーズ      :個別に聞き出し、コミットメントを得る

壊れたビデオ  :考えをまとめさせて話させる

疑心暗鬼    :安心感、保証を与える。あなたの評価が上がると述べる

噂好き      :事実だけに焦点を絞らせる

おしゃべり大好き:「聞いてください!」とはっきり毅然と対峙する

攻撃的     :「あなたはどうしたいの?」と建設的な意見を求める

スピンドクター :ダイレクトコミュニケーションを心がける

権威的     :ほかの角度から見ることも大事なので、と述べる

評論家     :「あなたはコメントしないでいいです。当事者意識がないなら」と述べる

短気      :まず相手の要求を受ける。相手が忘れる可能性がある。

2.   嫌な奴の扱いの3つのポイント

承認する

正当化する

個別対応する

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2014年8月 9日 (土)

笑について

笑いの効用

1.商売繁盛 特にBtoCは必須

2.モチベーション向上

3.新しいビジネス創造 「おもしろおかしく」

4.異文化交流のツール

まじめで素直=没個性??

笑いの制度化

1.「滑稽」と御伽衆

『史記』の滑稽列伝は秀逸

笑いの中のポイントを衝いた言葉が核心を貫き脳天にショックを与える。

社会での逸脱行動を滑稽なものとし、その懲罰として笑いを行使、人々の社会への柔軟な対応力を回復させる。(ベルグソン)

2.室町時代の同朋衆、御伽衆は好例。狂言の太郎冠者、次郎冠者が田舎大名を演じる。

3.オリンパス、大王製紙の問題は?

オリンパスは社外役員がなんと5人!不祥事=コンプライアンス強化。しかし重要なことは制度ではなく、運用である。

法制度でがんじがらめにすると、会議や特に役員会では誰も話さなくなり、息も詰まり味気ない。むしろ「滑稽」をどう内生化するのかを考えることも重要ではないか?

4.落語家を役員に

非理曲直を正そうとする愚昧なヤメ検より落語家こそが役員会の健全化には大きな働きをもたらすのではないか?

自分を笑う

リーダーこそ、自分を笑いネタにする。自嘲や自己否定ではなく、自分の未熟さ、過ち、浅はかさ、愚かさに言及し、自己風刺する力。これは自己の客観視であり、これこそが度量。

客観視できない人は無謬論や、全能信念に陥る。また他者の客観視を否定すると、盲目となり危険である。横暴になりやすい。

自分を最も笑った経営者は「本田宗一郎」。彼の周りには常に笑いがあり、失敗談を面白可笑しく語れる度量があったとのこと。

経営者が自分を笑える精神を涵養しておけば、企業も安泰!?

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2014年8月 8日 (金)

意志決定あれこれ

人を説得、得心させるることはビジネス成功への第1歩である。しかし、同じアプローチで異なる人を説得しようとしても心は動かず、概ね失敗するのである。説得する相手の意思決定の仕方を考慮し、プレゼンテーションの方法を変化させる、ことが極めて重要である。まず相手のタイプを5つに分類して、その特長や対応方法について考えていきたい。

1.      カリスマ型:新鮮、斬新なアイデアに対して大きな関心を示す。しかし、最終的には情報を比較検討した上で判断を下す。

2.      深慮型:会議などの途中で意見を変え、矛盾した考えを示す傾向がある。全ての選択肢を洗い出し、初めて結論を下す。

3.      懐疑型:自分のセンスに合わないデータや事象には徹底した不信感を抱く。直感に従い方針を固める。

4.      追随型:他の成功事例、信頼する人間の言を信頼する。

5.      コントロール型:内心は不安の塊、疑いのない事実に依拠して判断。また自分に対してのイエスマンを登用する。

ザックリと5つのタイプの特長を述べたが、ここからは各々のディテールを見ていきたい。

1.      カリスマ型

このようなタイプは「情熱的」「個人の魅力に満ちて」「実力主義」「不屈の魂」を持っている。また自らの責任でリスクも取る。オーナー経営者の8割がここに当てはまる。反面、短気であるため効率的な議論を好む。カリスマもいざ結論を出すときには他の者の意見も尊重する。

彼らの関心事は「新鮮なアイデア」と「結果に直結した」議論を好む。成果思考に欠けている一面的な議論は否定する。彼が好むものは「明快、簡素」「実効性がある」「結果が出る」「差別化とフォーカス」であり、モノトーンな議論は嫌う。

説得の秘訣:彼らが一つのアイデアに心奪われたとしてもプレゼンターは常に冷静に淡々と行うべきである。(成果に焦点を置いて)まず結論を冒頭に述べ、注意を引く。そして明快さと率直さを前面に出し、過大な形容詞は避ける。提案内容は図を多用し、ビジュアルに訴えると効果が高い。またエグゼクティブサマリーの利用はポイントが高い。リスクも100%開示し、それを抑える手段を述べる。

2.      深慮型

彼らの特長は「思慮深い」「明晰」「論理重視」「理論家」である。また最も説得しにくい強敵ともいえる。たいていは熱心な読書家で言葉を慎重に選び、定量的議論を好む傾向が高い。彼らのモチベーションはカリスマのようなイノベーション志向であり、コントロール権を失うまいとする意識と言える。典型はマイケル・デルやビル・ゲイツである。

彼らの興味はどこにあるのか?それは論点である:説得者の論点から論点への移行、その手法である。カリスマと異なり、リスク回避が念頭にあるため懸念事項を率直に伝えることも有力である。過去の苦い経験などはことのほか覚えているため、ベストの解を用意するべきである。しかし、結論はあくまでも本人に選ばせることが賢明であるため、親切と思い結論を提示することは避けたい。

基本的に深慮型は手の内を明かさないため事前に感触を掴むことはまず無理である。リスポンスがなく嫌な沈黙が生まれることも多々ある。

彼らの好みは「品質」「理論的」「証拠」「計画性」などである。

説得の秘訣:何はともあれ理論武装が大事である。徹底したデータ(顧客調査、マーケッティング、費用対効果、ケース・スタディー)の開示が求められる。これにより多面的に提案内容が理解できるように誘導する。

3.      懐疑型

懐疑型は極めて個性が強い。何しろ自分の価値感に固執する傾向が強い。ワンマンで攻撃的、軋轢を避けず喧嘩よろしく議論をする。このような人たちはプレゼンテーションの只中でも中座したりと落ち着きがない。また深慮型と違い個人攻撃を仕掛けてくるが、提案者はその挑発に乗ってはいけない。それが彼らの戦略である。

彼らの関心を得る最良の手段は本人が最も信頼する人間を介添えにすることが良い。このような下地作りが物事の成否を決めるのである。また相手と議論するときもプライドを傷つけず、やんわりとするべきである。面子を潰すようなことをすれば激怒するであろう。このような相手はいやな説得相手と映るかもしれない。しかし、彼らの本心は単純である:何か独創的なことはやりたい、しかしそのアイデアが信頼の置く人間から発せられたい、と願っている。

説得の秘訣:理論武装+根回しが重要である。口添え、介添えは特に有用である。

4.      追随型

追随型は誤った判断を避けたいために斬新なアイデアを採用をすることは稀である。好みとしては「有名ブランド」「低コスト」「前例の踏襲」「伝統」などである。彼らは懐疑型と同様、あらゆる点から反論する。しかし疑い深いわけではない。周囲の力を借りてよりよく事象を理解したいと言う願望を抱いている。このようなタイプの説得はツボを押さえていけば簡単である。有名な成功例やリスクの低さを訴えるのである。

説得の秘訣:「革新的だが実績がすでにある」「斬新だが信頼性が高い」などの逆説的なフレーズに弱い。また本人が決断することが少ない以上、提案者が解決策を見せることも必要である。

5.      コントロール型

不確実性や曖昧さを極端に嫌う。懐疑型のように強い個性があり尊大にすら見られる。追随型は第3者の視点を重要視するがコントロール型は自分流を持っている。個人主義的で他人と相談せずに一匹狼な面が強い。仮に相談したとしてもどこまで真剣かは疑問である。

彼らの心には常に恐怖心があるのである。そのために自分で決めるのであり細部にまでこだわる傾向が強い。ただカリスマとは違い自分の判断に責任を負わないことが多い。説得はまず筋道立てストレートに話し、細部は専門家の口から話させることである。

説得の秘訣:自意識が強いので提案者は自身のアイデアを「売り込む」ことはしないようする。向こうに選ばせるのである。最善策は要求する情報を提供し、あとは本人が納得するのを待つのである。

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2014年8月 7日 (木)

人物とは?

煎じ詰めれば「人」と「カネ」の問題である

まずはカネの問題

①膨大な国債残高

②税収の低下、人口減、少子・高齢化 移民政策、背番号制、宗教法人への課税

③歳出カットVS増税 地方公務員改革、議員の定数大幅削減、地方議員のボランティア化、本当に消費税増税しかないのか?

④日本経済4つの美徳:現場主義、技術主義、完璧主義、集団主義 これを活かしどのようなビジネスモデルを構築すべきか? 

⑤円高は本当に悪いのか?

次に人の問題

リーダーの欠如と言われ久しい日本

未曾有の危機においても、リーダー不在が露呈

「梟雄」はなぜ出ないのか?

信長と弾正からを考える。

リーダーの資質は3つ:大局観、胆力、人心掌握力

「およそ例と言う文字をば、向後、時という文字に変えて御心得あるべし」山名宗全

「賢人あるを知らず 一不祥 知って用いざる 二不祥 用いるもの任せざる 三不祥」太田道灌

政治家も企業家も「歴史に学ぶ」ことが重要。歴史には、苦難を乗り越えた英知がある。

「いにしへの道を聞きても唱えてもわが行いにせずば甲斐なし」

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2014年8月 6日 (水)

The 1分

1.プレゼンテーション・スキルの重要性  

 

2.パーソナル・ブランディングは「伝える」ための最高の手法

  最高のプレゼンテーションをするための準備

   ① 自分のブランディングをおこない、

明確に価値を伝える技術を身につける

   ② 自分の価値(あるいは会社・サービスの価値)を伝えるための

     発信方法を工夫する。印象に残るための最新の方法・技術を

     最大限活用する。

3.プレゼンテーション 実践スキル

  「いかにして、発表内容を1分間におさめるか??」

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2014年8月 5日 (火)

私の政治論

日本政治の見方、考え方Ⅰ

混迷を深める日本政治。リーダー不在、ビジョンの欠如といわれて久しいが、政治を理解する上で歴史的に自民党を俯瞰してみよう。

戦後すぐは、2大巨頭政治だった。吉田茂VS鳩山一郎

吉田は人材育成に勤しみ、吉田学校と呼ばれた。

吉田茂の政策

1.      サンフランシスコ講和条約

2.      警察予備隊設立

3.      日米安保

経済優先、軍事はアメリカ頼み。

吉田茂→池田勇人→佐藤栄作→田中角栄→竹下登(経世会)…

による総理の座のバトンタッチ。他にも前尾繁三郎、橋本龍伍、福永健司、橋本登美三郎、田中角栄、愛知揆一、保利茂など多士済済。吉田は、党人政治家に対しては不信感をいだいた。なぜなら軍部に屈して、戦争を導いたから。そこで学校の生徒はほとんどが官僚とメディア出身者が占める。ここから日本の政治の「官僚化」が始まる。

鳩山一郎は対米路線の吉田を批判、ソ連との国交回復を目指す。

政策

1.      日ソ国交回復

2.      シベリア抑留問題

3.      サケ・マス問題

4.      自主憲法制定

鳩山は自民党初代総裁で、幹事長は子飼いの岸信介。日本民主党と自由党が一緒になる。いわゆる保守合同の立役者で、ここから政治が妥協の産物と化す。

鳩山→石橋湛山→岸信介→福田赳夫(清和会)→安倍→三塚→森

河野一郎→中曽根→宇野→渡辺→山崎(近未来政治研究会)、伊吹(志水会)

鳩山の流れを汲む者は反主流、本流へのアンチテーゼになった。この対立関係が自民党政治のダイナミズムの源泉である。

幹事長の役割

幹事長は実質的な自民党のトップであり、金、選挙、人事の権限を掌握している。歴代幹事長は、岸信介から始まり、三木、川島、福田、田中、中曽根、大平、二階堂、竹下、橋本、小渕、加藤など実力者が就任。

しかし、昨今の幹事長人事は小粒になり影響力が低下。なぜか?

原因として

1.      党との緊張関係の欠如

2.      総理の「子飼い」になってしまった

3.      政府・与党の一体化

が挙げられる。

派閥について

吉田派→佐藤派と池田派(宏池会)→田中派→竹下派(経世会):ここは運輸、建設、郵政の利権政治の温床。公共事業と特定郵便局が集票マシン。

鳩山→岸→福田(清和会)財務省中心の派閥。増税、財政再建、親米派

河野→中曽根→宇野→山崎 防衛族、自主憲法制定

池田(宏池会)→前尾→大平→鈴木→宮澤(親アジア)

伊吹派 タカ派

山崎派(渡辺派より分離) タカ派で自主憲法制定

問題点

切磋琢磨が全くない

人気取りで総理を選んで失敗

総理を目指せないような人間が領袖を務めている

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2014年8月 4日 (月)

金利の基礎知識

金利とは何か?

「金利は、お金を借りるときの使用料」と定義できる。

お金の需要が高いとき:金利上昇

お金の需要の低いとき:金利低下

金利は価格の中で最も変動が激しいものである。

どのような影響があるかを考えてみよう。

1.金利の種類

貸し出し金利

銀行が個人、企業に貸し出すときの金利

預金金利

お金を預けることでもらえる金利

銀行間金利

日本:コールレート

アメリカ:FFレート

金融機関同士でお金の融通をつける金利

これは中央銀行がコントロールできる唯一の市場金利

公定歩合

中央銀行が金融機関に貸すときの金利

2.名目金利VS実質金利

   名目は紙上で書かれている金利

   実質は実質的な負担を表す

   インフレ、デフレでどう変わる?

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2014年8月 3日 (日)

インテリジェンスとは

インテリジェンスの磨き方

CIA=Central Intelligence Agency

中央情報局

なぜ情報=intelligenceか?

インフォメーションはそこらに散らばっている情報

インテリジェンスは、インフォメーションを拾う際に働く取捨選択行為であり、そのインフォメーションをどう見るかということで評価された情報

インテリジェンスにまで高める素材であるインフォメーションは溢れているが、調理できない人が多い。すなわち、地頭力。

インテレクチュアルは、人間が学校などで獲得する知識、スキル

地頭とは

生き残る為の知恵があること。知識が山ほどあってもサバイバルに使えないのであれば無意味。(偏差値教育の問題)マーケティングの勉強ばかりで自分で売れない営業マン。地頭のよさ、インテリジェンスの有無は事後で決まる。結果が残せないのであれば相手にされない。

ずるさと賢さは紙一重

「ずるさを隠せる賢さ」が不可欠。

インテリジェンスを磨く資質は、「誠実さ」である。

ユルゲン・ハーバーマス『コミュニケイション的行為の理論』の「発話主体の誠実性」。

正しいことを話しているという前提で、論戦やサバイバルを行わなくてはいけない。

新聞と本をどう読むか?

新聞は、朝日、産経、ヘラルド

あとはスポットで読む。

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2014年8月 2日 (土)

パーソナルブランド

1.    名刺は宝の山である

  名刺でレベルがその人のブランド価値わかる

  連絡の方法がわかる

  何のために名刺を創り、渡すのか?

2.    パーソナルブランドの価値は人脈の質で決まる

  あなたの価値は交わる人のレベルが決める

  大いに人脈を自慢すること

  雑魚とは付き合わない

3.    究極の人脈構築法

  様々な会合に出る(セミナー、お別れ会、講演会)

  必ず講師控え室へ行く

  相手がお偉いさんなら、必ず秘書の名前を訊くこと

  情報収集を常に心がける

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2014年8月 1日 (金)

第145回黎明の会

第145回 黎明の会

日時:9月9日(火)18:45から

場所:六本木バトゥー

http://www.brasserievatout.jp/map.html

費用:12000円

講師:石原 進 氏(JR九州 相談役)

テーマ「JR九州の戦略」

「ななつ星」など斬新な戦略で注目を集めるJR九州。今回は、JR九州にて社長、会長を歴任された名経営者、石原進氏をお招きしております。九州財界を代表する石原氏にたっぷりとお話しいただきます。皆様のご参加心よりお待ちしております。

講師略歴

東京都出身。東京大学法学部卒業後、日本国有鉄道に入社。国鉄分割民営化後、JR九州に配属される。取締役就任、常務などを経て社長に就任。九州経済フォーラム会長、九州ニュービジネス協議会副会長、南九州観光調査開発委員会長、九州大学総長選考委員、NHK経営委員(九州代表)、JR九州高速船無給取締役なども務めた。

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