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2014年8月29日 (金)

リーダー論⑦

問題を提起する

まずは現状を否定するところからリーダーは入ることが肝要である。現状満足は衰退を表すのである。そして、問題の発見や改善はマネージャークラスの仕事であり、真のリーダーシップは問題を提起することから始まる。

変革は容易ではない。まずは現状維持派が既得権益を有しているためにまず抵抗を始める。企業組織はできたてが最高であり、そこから酸化が進み、どんどん活性酸素に蝕まれる。わかっていながらも、その現状を肯定してしまう。

現状維持を打破する人は究極的にはトップである。これは、太平洋セメント相談役の故・諸井虔氏が小生に伝えてくださったことである。「日本的集団主義の中で、トップ以外が革新的なことを行えば、まず袋叩きになる。企業規模を問わず、変革や革新は企業トップの変化、変身を意味するのである。例えば、取締役会で全員賛成は絶対やらず、全員反対は一考するのである。」

もう一人、佐藤安弘氏(キリンビール相談役)。佐藤氏はキリンビールの高崎工場を閉じるなど大リストラを行った。アサヒのスーパードライが出てきたために変革の起爆剤になった。このように危機に直面すると目の色を変えて、変革に挑むが、普通はまだ大丈夫と油断してしまうのが人間の性である。

敢えてリスキーな行動をトップは取り、社員の危機感を煽ることが重要。このような意味で、リーダーシップは従来の根回し型から問題提起型に変貌しなくてはならない。

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